火災保険の補償内容で、もっとも基本となるのが「火災・落雷・破裂・爆発」の補償です。
本質となるその内容について以下で詳しく説明します。
火災保険における「火災」の補償と原因
文字通り家や家財が燃えた場合の補償です。
火災に遭った場合に補償されます。 故意でなく過失であれば、自分に責任があっても支払われます。
考えられる出火原因
- 天ぷら油の不始末
- 放火
- 子供の火遊び
- たばこからの引火
- 隣の家が火事になったもらい火(類焼)
- 漏電による出火
などです。
オール電化住宅なら火を使わないので大丈夫、と考えられている方もいらっしゃいます。
しかし、家の中でには電化製品をはじめ、出火原因がいろいろとあります。
また、自分がどんなに気をつけていても避けることができないのが、
放火や隣の家が火事になり、その類焼です。
『15年連続で出火原因のトップの放火と火災保険の関係』でもお話していますが、特に放火は火災の原因でもっとも多く、年間で5000件前後ありますので、他人事ではありませんね。
こういった外的な要因があるので、
「自分は火を出さないから絶対大丈夫!」
と思っていても、火災保険には加入しておかないといけませんね。
落雷
雷が落ちて家が燃えるということはほとんどないかなと思います。
しかし、電化製品などが使えなくなってしまったら、落雷の補償から保険金が支払われます。
家財の補償を付けていれば、テレビや電子レンジなどの電化製品も対象となりますし、もし建物だけしか補償を付けていなかったとしても、建物に据付されているエアコンや照明器具などは建物の扱いになるので、対象となります。
これは科学的根拠はわかりませんが、一度雷が落ちたところは雷の通り道になっているので、何度も落ちると言われます。
最近ではゲリラ豪雨などで雷雨になることも増えていますので、
火災保険にも落雷の補償が付いていることを覚えておいてくださいね。
破裂・爆発
あまりありませんが、いわゆるガス爆発などを指します。
ガスで爆発するとかなりの被害がありますので、ガスを使われている方には必要な補償といえます。
以上となります。
上記に挙げたの補償は4つで1セットになっていて、
これが火災保険の根幹になります。 ですからここの補償を外すことはできません。
逆に、ここの補償を付けていれば新築住宅の火災保険として住宅ローンも問題なく通りますので、保険料的な余裕がなければこの「火災・落雷・破裂・爆発」部分の補償だけで加入すると良いでしょう。