放火と火災保険の関係についてご紹介したいと思います。
火災保険を掛ける上で、実際にどのような原因で火災が起こるのかと言うことはきになるところですね。
消防庁「火災報告」によると、出火原因のトップは15年連続で放火がトップという、
ショッキングな結果が出ています。
平成23年中の出火原因の順位と件数
主な出火原因の順位としては
- 放火 5632件
- たばこ 4752件
- コンロ 4178件
- 放火の疑い 3931件
- たき火 3443件
- 火遊び 1736件
- 火入れ 1622件
- ストーブ 1609件
- 電灯電話等の配線 1446件
- 配線器具 1258件
*消防庁「24年度 消防白書」による
以上になります。
一番気になるところは「放火」がトップで、4位の「疑い」と合わせると、9563件となり、
年間で1万件近い件数になります。
これは相当な大きな数字ですよね。
もちろん、この中には全焼したケースからボヤ程度のものまで様々ですが、
これは見過ごすことはできません。
放火は自分で防止するのが難しい
自分の不始末から出してしまう火災はある程度気をつけることで防災に努める事ができます。
しかし、第三者から出される不審火に関しては、防ぐのが困難だと思います。
地域で巡回するなどの対策もできなくはないでしょうが、地域の協力も必要なので、
現実的には難しいのではないでしょうか?
隣の家からのもらい火を心配される方も多いのですが、もらい火は10位にも入っていません。
第三者からの不審火に備えて火災保険は必須です
火災保険は放火が原因で火災が起こっても対象となります。
「火災保険って本当に必要なの?」とおっしゃる方も多いのですが、
自分がいくら気をつけていても起こってしまう火災もあります。
一旦、事故が起こると一瞬にして財産を失ってしまいます。
住むところがなくなり、しばらくは泊まるところにも困ってしまいますよね。
ですから、そういった金銭面でのリスクに備えておく必要があります。
そのためにも保険を掛けておくと、建物はもちろん、家財一式ももう一度買いなおすことができますし、
生活を復旧することができます。
確かに、一度も使わずに済めば掛け捨てになってしまいます。
そうは言っても、放火に備えておく意味でも、火災保険は必須の保険ですね。