火災保険の補償で、付けるかどうかで迷うものの一つに『盗難補償』があります。
これは、文字通り家に泥棒が入ったときに建物や家財に被害があった場合に補償されるものです。
最近では、鍵が工夫されたり、防犯装置が良くなってきているのですが、やはりリスクはあります。
火災保険の盗難補償の具体例
以下に具体的な例を挙げてご説明します。
- 家に泥棒が入り、窓ガラスと鍵を壊された(建物)
- 家に泥棒が入り、電化製品と現金を盗まれた(家財)
- 軒先に駐輪していた自転車を盗まれた(家財)
子の補償は家財の補償を付けていた場合に、特に役立つ特約といえます。
とはいえ、リビングのガラスなどの高額なガラスを割られてしまった場合には役立ちます。
また、窓ガラスの外に格子をつけていて、その格子を取り外されて
窓ガラスを割られると言うケースもあります。 この場合は格子と窓ガラスの両方とも対象となります。
最近は窓ガラスもペアガラスになっているので簡単には割られないケースもありますが、開けようとしただけでもガラスは傷が付いてしまい、結局交換しないといけなくなってしまいます。
そういったことも検討材料の一つにしてみてくださいね。
家財と盗難補償のセットは合理的
家財では、電化製品や家具はもちろんですが、現金も対象となります。
ただし、現金の場合は、生活用の通貨、小切手、切手または印紙、預貯金証書または乗車券などの
盗難が対象となります。
現金は1事故で20万円など、保険会社ごとに支払い限度額が違いますので、
保険会社や保険代理店にご確認くださいね。
あまり認識されていないのですが、軒先に置いてあった自転車がもしも盗難にあったら、
家財で補償されます。
ただし、スーパーに買い物に行ってスーパーの駐輪場で盗難にあっても補償されませんので
ご注意ください。
盗難補償の場合は、建物よりも家財の方に被害が大きくなることが考えられます。
建物と家財の両方を補償するのであれば、この補償は付けておいた方が良いでしょう。
この特約を外すという選択もありです
建物だけを対象としている場合には、「窓ガラス代くらいは自分で出すよ」というのであれば、
外しても良いと思います。
実際の火災保険の保険料を見ても、建物につける場合より、
家財に付けた方が保険料は大きくなりますので、 保険会社から見ても保険金を支払うリスクが高いということがわかります。
新築住宅で長期一括で加入するケースだと、毎年払いよりも保険料は割安になります。
ちなみに泥棒に遭ったときの事故の証明資料としては、警察に盗難届けを提出してその証明をもらうことと、
盗まれたものの申告が必要となります。
以上が、火災保険における盗難補償のご説明です。