新築の火災保険は10年一括払いと年払いのどちらがお得?

万が一の火事。もしもの時の火災保険は年払いと10年一括払いどっちがお得?

賃貸住宅ではなく自分の城――新築住宅に引っ越すことになったら、まずは火災保険選びを頑張らなければなりません。

新築火災保険 年払い 10年一括払い

一刻も早く住宅ローンは支払わなければならないため、切り詰めるべきところは切り詰めなける、という人も多いでしょう。

 
しかし、こと保険に関しては、切り詰めすぎてしまうと、万が一の時に、損害が大きくなりすぎてしまう場合があります。

特に近頃の日本は災害が多いので、最低でも火災保険ぐらいは入っておくべきでしょう。

さて、この火災保険は支払い方法を選ぶことが出来ます。

 
10年間分の保険を一括で支払う「10年一括払い」と毎年火災保険料を支払い続ける「年払い」という、2つの支払い方式があります。

 

それでは、2つの保険はどちらがお得なのでしょうか?

火災保険の「10年一括払い」と「年払い」の違い

同じ火災保険に加入していても、「10年一括払い」と「年払い」では性質が微妙に異なります。

 

まず、住宅ローンという面で考えると、アナタにお金を貸す銀行側は「10年一括払い」の方が印象が良いでしょう。

 

なぜなら、最低でも10年間は住宅に何かがあった時に保険内容が適応されるから。

 

万が一、火事になっても火災保険にアナタが加入しているため、住宅ローンの支払いをスムーズにさせることが出来るため、銀行側では「10年一括払い」を進めている場合が多いのです。

 

また、火災保険に対して契約する期間が長いほど保険の支払い金額の割引率が高くなります。

  • 保険期間3年:長期係数2.7
  • 保険期間5年:長期係数4.3
  • 保険期間10年:長期係数8.2

※数字が大きいほど割引率が高い

数字でみて頂いても判る通り、年払いよりも10年一括払いの方が、最終的な支払い金額を安く抑えることが出来るのです。

 

このように銀行側の印象を良くしたり、合計支払い金額を安く抑えたりしたいのなら、10年一括払いの方が断然おすすめです!

「10年一括払い」と「年払い」のメリットとデメリットを比較

それでは火災保険の年払いには、まるっきりメリットがないのでしょうか?実はそういうわけではありません。

 

それではわかりやすいように、「10年一括払い」と「年払い」のメリットとデメリットを比べて見ましょう。

10年一括払い 年払い
最終支払金額を安く抑えることが出来る
火災保険の見直しや確認がし易い
契約内容を忘れにくい
商品改定などがあればよい補償に変えられる
火災保険を掛け忘れるリスクがない
一回の保険料の支払い負担が少ない

このようにメリットばかりに思えた10年一括払いですが、デメリットも同じように存在しているのです。

 

またメリットが少なく見える年払いも、「一回の保険料の支払い負担が少ない」ことや「商品改定などがあればよい補償に変えられる」というメリットもあり、小回りがききやすいのです。

保険会社によっても保険内容はバラバラ!まずは見積もりと相談を

金額だけみれば火災保険は10年一括払いの方が良いように思えますが、無理して新築を立てたばかりの人にとっては、例え安くなるとは言え、10年一括払いはキツイ。

 

また、新商品が発売されたり、規定や料率などが変わったり、今の火災保険よりも良いモノが出て来ることを考えると、ついつい10年一括払いをするのは気が引けてしまう、という方も多いのではないのでしょうか?

 

とりあえず、火災保険の支払いに迷ったら、まずは各社の保険金額を一括で調べられる「一括見積」を使って、保険の相場金額を調べて損を減らすようにしましょう。

 

そして、いくつか自分が加入したい保険をピックアップすることが出来たら、最後に「保険の窓口」で自分が選んだ保険が本当に、自分の新築住宅に相応しいものか精査してもらいましょう。

 

このステップを踏めば、火災保険選びと支払いで失敗することはないでしょう。
困ったときには保険のプロに聞く。
それこそが、新築住宅の火災保険の金額を1番安く抑える方法ですよ!

火災保険の補償範囲は火災だけではなく、風災や水災、盗難などたくさんのオプションがあります。

あなたにとって本当に必要な補償を選ぶことで、10年間で約20万円も節約できる可能性があります。

損をしないためには比較をすることが大切ですよ!

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