地震保険の保険期間は火災の場合と同じとも言えるし、違うとも言えます。
その理由をお伝えしたいと思います。
地震保険の保険期間は最長5年
この保険は最長5年という期間の上限があります。
ですから、火災保険の契約期間が35年だとしても、地震保険に関しては5年ごとの更新になります。
この保険自体、国と損害保険業界全体で運営している保険なので、各社共通のルールです。
どの保険会社で見積りをしてみても同じものになります。
新築住宅の場合は、火災保険を住宅ローンの期間に合わせて掛けるのが一般的なので、
期間も20年や30年の長期契約の前提でお話します。
火災保険を長期一括払にした場合
例えば、30年契約の火災保険のでご説明すると、
地震については保険期間は最長の5年更新か1年後との更新かを選ぶことができます。
5年と1年どちらが良いかというと、ご自身の状況と考え方によります。
保険料で比較すると、5年ものは1年ものに比べて1割程度割安になっています。
ですから、保険料ベースで考えると5年ごとの更新のほうがお得ということになります。
1年ごとの保険料が1万円くらいだとすると、5年ごとだと4万5千円くらいのイメージです。
ただ、5年後には更新が来るのでこれとほぼ同じ金額を更新時に支払う必要があります。
「5年ごとにこの一時金を準備するのが厳しいなあ」とお考えの場合は、
毎年1万円くらいを支払うほうを選択されると良いと思います。
私個人としましては、5年間どちらにしても支払うお金であれば、少しでも安いほうが良いと思います。
条件によっては保険期間の変更も可能
また、契約時は1年後との更新にして、1年後に5年更新に変更することもできます。
これに関しては、火災保険の契約期間の残り年数など、条件によってかわりますので、
保険会社や保険代理店に確認してみてください。
火災保険の長期契約では上記のような形になりますが、
住宅ローンを組む際に火災保険の加入が要件になっていない場合や住宅ローンを組まない場合は、
1年契約や3年、5年といった契約期間を選択することができます。
その場合の地震については、火災の場合の保険期間と同じか1年更新を選択することになります。
例えば、3年契約の火災保険の場合、地震については1年更新か3年更新のどちらかを
選ぶことになります。
5年更新が最長→火災保険の保険期間が最長→1年更新
こんな形ですね。
火災の保険契約が2年以上の契約だと、地震保険の保険期間は2パターンから選ぶことになりますので、
どちらかご自身に合う方を選びましょう。