火災保険の新価実損払いと時価額払いの違い

火災保険では新価実損払いと時価額払いが問題になることがあります。

新価実損払い

現在販売されている住宅物件の保険は新価実損払いになっているので、

それほど気にする必要はありませんが、

以前の保険との比較のため違いを知っておきましょう。

 

火災保険の時価額払い

 

家は通常、年数が経つと価値が下がっていきます。

 

例えば、建築価格 2000万円の家であっても新築の20年後、

30年後ともなれば価値は数百万円まで下がっていることもよくあります。

 

以前の住宅火災保険というと、価格協定特約を付けない限り、この時価額払いのものが殆どでした。

 

長期契約をしている保険の場合は、今でもこの契約形態が残っていることがあります。

 

つまり、新築時2000万円の住宅でも30年後に300万円の価値しかないと判断されると、

全焼でも300万円しか支払われなかったのです。

 

ですから、以前の火災保険では新しい住宅を建築することはできないことも多かったと聞きます。

 

新価実損払い(再調達価格)

 

あらかじめ設定した保険金額の範囲内で修理費用や建替え費用を補償することができます。

 

つまり、2000万円で新築で建てた住宅であれば、20年後、30年後に

数百万の価値しかなかったとしても、2000万円を上限に修理代や再度新築する費用が実費で

支払われるものです。

 

現在販売されている火災保険ではこの方式がスタンダードになっていますが、

以前は時価額払いだったので、トラブルが多かったようです。

 

契約者目線の良い時代になりましたので、ご安心ください。

 

時価額払い

また、念のため、ご加入を検討される保険会社や代理店さんに「新価払いですか?」

と聞いてみてください。

 

この支払い方式は建物にも家財にも適用されます。

 

ですから、購入後10年経ったテレビでも新価が10万円であれば

同等のものを買いなおす費用が保障されます。

 

余談になりますが、自動車保険などは事故があった場合、

対物賠償では時価でしか補償されません。

 

このあたりは相手側ともめるケースになります。

 

対物賠償は法律上の賠償責任で支払うことになるので、

現状復帰すればよいということなので、時価で払うことになります。

 

そういった観点からも良い保険になったと思えます。

 

以上が、火災保険における時価額払いと新価実損払いの違いについてでした。

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