新築住宅を購入する際には、長期一括払いで火災保険に加入していますが、これは途中で見直した方が良いのかということを良く聞かれます。
保険は自由化されてから、生命保険も損害保険も、
もちろん火災保険も進化して良いものに変わって来ています。
ですから、見直した方が良い場合もありますが、逆に見直さないほうがメリットが大きい場合もあります。
ここは慎重に考えた方が良いでしょう。
長期一括払いの火災保険を見直した方が良い場合
見直した方が良いのは、2010年1月の大改定があった以前に加入されたものです。
- 時価額払いになっているもの
- 水災など必要のない補償が付いているもの
- 補償が薄いもの
以上の場合には見直した方が良いでしょう。
特に考える必要があるのは、「時価額払い」のものです。
例えば、2000万円で購入した新築住宅も20年、30年と経つと時価は下がってしまいます。
仮に築30年で全焼してしまったケースでは、時価が500万円しか評価されないとすると、
新しい家を建てることはできません。
今の住宅保険はほとんどが「新価実損払い」なので、2000万円で購入した家であれば、
年数が経ったとしても2000万円を補償することができます。
保険料は少し高くなる可能性が高いのですが、時価額払いの保険は見直した方が良いでしょう。
あと、必要ない補償が付いていたり、逆に必要な補償が付いていない場合も検討するべきです。
水害の必要がなければ、途中でそれを外すことができればその分の保険料が戻ってくることもあります。
逆に水害の心配があるのに付いていなければ、追加できれば付けておく方が良いと思います。
一旦解約すして新たに入りなおすのか、途中で特約を付けるのかは一度、
専門家に相談してみても良いでしょう。
相談するならこちら→保険相談のマネモ
住宅保険を見直さない方が良い場合
逆に保険を見直さない方がよい場合は
- 新築物件割引が適用されている
- 充分な補償が確保できている
- 保険料が高くなる
新築物件割引が適用されているケースもありますので、
途中で見直すとこの割引が使えない可能性があります。
そうすると、保険料が高くなってしまうこともあります。
また、当たり前ですが、充分な補償が確保できていれば特に見直す必要もありません。
いずれにしても、このあたりは保険証券を見ただけでは良くわかりません。
既に加入している保険会社の担当者、もしくは保険ショップなどで一度相談してみるのが良いでしょう。
保険ショップで相談する→保険相談のマネモ
長期一括払いの火災保険の見直しは、デメリットが発生することもありますので慎重に行いましょう。