はたして、新築住宅に家財保険は必要なのでしょうか?
これは家財の火災保険を指す言葉です。
そもそも一般的なご家庭において家財の保険は必要です。
ですから、結論から言うと「家財保険は必要です」となります。
住宅ローンには関係ないけれど、それでも・・・
新築住宅を購入する場合に、住宅ローンを組む金融機関から求められるのは
「火災保険に加入してくださいね」というものです。
これは建物の保険を指しているので、家財に関しては特に掛ける必要がないということです。
しかし、これはあくまでも住宅ローンを通すための条件と言うことを忘れてはいけません。
建物が火災で燃えてしまった場合に二重ローンなどにならないように住宅保険に加入することを求められるのですが、金融機関は私たちの実際の生活に関して心配してくれているわけではありません。
「住宅ローンを組むために必要ではないから」という理由で加入しないのは良くありません。
万一、家が全焼してしまった場合には、建物はもちろんのこと、電化製品や家具、衣類なども買いなおす必要があります。
ですから、家財保険には加入しておきましょう。
今の家財保険は新価実損払いができる
現在販売されているもののほとんどは「新価実損払い」というものになります。
これは損害があった時点での価値ではなく、新品の価格で支払われるというものです。
例えば、10年前に10万円で買ったのテレビが損害に合った場合、現在の価値はほとんどありません。
しかし、「新価実損払い」の保険であれば10万円を保険から支払ってもらうことができ、新品を買いなおすことができるのです。
テレビなどもそうですが、特に衣類なども家財に含まれるので、全部燃えてしまって新たに買いなおすとなると、かなりの費用がかかります。
一般家庭の標準的な家財金額
大人2人、子供2人のご家庭で約800万円~1500万円くらいになります。
かなり幅がありますが、家庭環境や収入レベルによって変わってきます。
高価な家具や電化製品などがあれば1500万円になりますが、一般家庭でも800万円くらいは普通にあります。
「うちの家財は200万円くらいです」といわれることが良くあります。
しかし、現実的に考えてみても家財が200万円ということはほとんどないと思います。
最低でも400万円はあるのではないでしょうか?
低く設定しすぎるのはダメ
家財保険の保障金額は実際に家の中にあるものがいくらあるかを計算してみてください。
なぜなら、もし家が全焼してしまったときに、すべての家財を買いなおすには相当なお金が掛かります。
例えば、保障金額100万円で設定していて、火災で家が全焼してしまった場合、本当に100万円で同じ生活を営むんことができるのでしょうか?
家財保険(家財の火災保険)は必要な保険です。そのあたりを考えながら正しい家財保険の金額を設定して、安心した生活を送りたいものですね。