新築火災保険の保険期間の設定方法

新築住宅を購入するときの、火災保険の保険期間の設定方法をご紹介します。

 

迷われている方もいらっしゃると思いますので参考となれば幸いです。

 

火災保険の保険期間の設定方法

 

期間を設定するには下記の方法があります。

 

【住宅ローンに合わせる】

 

これがもっともポピュラーな方法です。

火災保険 保険期間

金融機関から住宅ローンの条件として

 

「ローン期間に合わせて火災保険に加入してくださいね」

 

と言われるケースがほとんどです。

 

これは、返済期間中に家が燃えてしまった場合に、

施主さんが保険に加入していないと経済的な負担が増えてしまい、

ローン返済が困難になることを避けるためです。

 

最近は減りましたが「質権設定」というものをして、

万一火災などの事故があった際に金融機関が優先して保険金を受取ることができるようにすることを、

ローンの条件としているところもあります。

 

たまに、銀行の担当者が施主さんに伝え忘れていることもありますので、

保険を契約する際に確認しておきましょう。

 

条件が満たされていないと、土壇場になって

 

「住宅ローンが通らない」

 

ということにもなりかねません。

 

【1年更新の火災保険に加入する】

 

住宅ローンを組まずに住宅を購入する場合には、保険期間に縛りはありません。

 

また、最近ではローンを組んでいても金融機関が保険を

ローン決済の条件としていない場合もあります。

 

この場合は

 

「何か保険に加入しておいてくださいね」

 

と言われるにとどまります。

 

ですから、ご自身の予算や考え方に応じて保険期間を設定することができます。

 

1年更新のものなら、住宅購入時にかかる保険の費用を最小限度に抑えることができます。

 

また、補償の見直しも毎年することが可能となります。

 

最近では、ゲリラ豪雨や気象状況の変化がありますので

 

「リスクが高まってきたかな」

 

と感じたときには、保険会社や保険代理店の担当者と相談したりしながら、補償を変更できます。

 

【1年を超える複数年ので加入する】

 

火災保険の保険期間を誰からも縛られない場合には、

1年契約のほかにも1年を超える複数年の契約をすることができます。

 

これは期間が長いほど保険料は割安となります。

 

最長で35年契約としている保険会社が多いようです。

 

新築に限らず火災保険は長期契約がお得

 

35年となると、合計保険料で100万円を超えるケースも出てきますが、

3年、5年、10年、30年など自由に設定できます。

 

長く住むことが予想されますので、長期契約のほうが断然有利です。

 

例えば、10年一括払いと30年一括払いでは、

保険料の差は2~2.5倍くらいなので10年間の保険料が仮に20万円だとすると

30年で45万円~50万円くらいのイメージとなります。

 

これはざっくりとした保険料差のイメージなので、

実際には保険会社や保険代理店を通じてしっかりと試算してもらってください。

 

また、地震保険を付帯する場合には、火災保険が35年一括払いでも地震は5年更新となりますの

でご注意ください。

 

【参考】

地震保険の保険期間の設定について

 

私の結論としましては、長期で保険を掛けたほうが割安になりますので、そちらをオススメします。

以上が、火災保険の保険期間の設定方法です。

火災保険の補償範囲は火災だけではなく、風災や水災、盗難などたくさんのオプションがあります。

あなたにとって本当に必要な補償を選ぶことで、10年間で約20万円も節約できる可能性があります。

損をしないためには比較をすることが大切ですよ!

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