住宅ローンで建売新築住宅を購入する流れって、どうなってるの?
新築住宅なんて、一生のうちに、そう何度も建てるものではありません。
特に初めて自分の家を建てる方にとって、心配事――お金の心配は尽きないことでしょう。
新築住宅を購入するにあたって、住宅ローンを利用する場合は、どのような流れになるのでしょうか? それは以下の通りです。
- 銀行を選ぶ
- 住宅ローンの申し込み・審査を受ける
- 入居説明会を受ける
- 残高決済を行う:融資実行
入居説明会の前に、融資を受ける銀行を選び、残高決済時とほとんど同じタイミングで銀行に新築住宅を購入するためのお金を融資してもらう、というのが一般的な住宅ローンを使って、新築住宅を購入する流れです。
それでは、上記の流れを紐解いて参りましょう。
1.住宅ローンは入居説明会を行う前に契約しましょう!
まず、新築住宅を購入するにあたって、お金が必要となるのは、新築物件の売買契約を結ぶタイミングです。
逆に言えば、新築物件の売買契約を行う以前に、すでに住宅ローンの申し込みを行い、審査を終え、いつでも融資を受けられる状況にしなければならないということ。
そのタイミングの目安としてほしいのが「住居説明会」です。
新築物件の購入を行う予定であり、数週間後に住居説明会がある、という段階ならば、すでに融資を受ける銀行を選び、住宅ローンの申し込みはしておく必要があります。
2.残代金の振り込み日に融資実行
銀行に住宅ローンの申込みを行い、本審査も終え、後は融資を受けるだけ……。
それでは、具体的にいつ融資実行するのでしょうか?
それは建売新築住宅の売り主に残代金を支払うときです。
入居説明会が終了し、実際に購入する住居の内覧チェックが終わった後。
新築住宅を受け渡してもらう前に、新築住宅の支払いを行う必要があります。これを“残高決済”と言うのですが、この残高決済のタイミングで、売り主の指定の口座に融資実行をしてもらい、お金を支払ってもらいます。
なお融資実行する際には、予めいつごろ行うのかを売り主側と銀行側に周知しておく必要があります。
残高決済後は、アナタが住宅ローンを支払う側に!
入居説明会の前に、銀行を選び、住宅ローンの申し込みを行って、審査を終え、いつでも住宅ローンの融資が出来る状況を整える。
そして、その後売り主に対して残金決済を行うタイミングで、融資実行を行ってもらい、新築住宅を購入する。
これが住宅ローンで新築住宅を購入するまでの流れです。
残高決済を行い、銀行の融資で建売新築住宅の費用を支払った後は、アナタが住宅ローンを支払う側になります!
ただし、住宅ローンの融資実行日が早過ぎると、後々の支払いが困難になる場合があるので、融資実行のタイミングはその後の支払いのことも考えてから決めましょう。