新築住宅一戸建ての火災保険の基本的な掛け方についてお話しします。
新しく住宅を購入するとき、主に最後に考えるのが住宅の保険です。
それまでは建物自体のことを考えるので忙しくてなかなか保険まで頭が回りません。
新築の火災保険はしっかと検討しましょう
実際に保険を考えるのは引渡しの直前という方もかなりいらっしゃいますし、
検討している時間の余裕がないので、銀行さんや工務店さんからの紹介で
保険料が安い保険会社で決めてしまうということもよくあります。
でも、やっぱり何十年もというより死ぬまで住む家のことなので、しっかりと考えていきましょう。
また、一戸建て住宅で住宅ローンを組む場合には、金融機関さんから
「ローン期間に合わせて長期契約してください」
と言われることも多いので、保険期間については必ず事前に確認してください。
新築の一戸建て住宅で必要な火災保険の補償
- 建物に関する補償
- 家財に関する補償
- 地震・噴火・津波の補償
必要なものは以上になります。
これは持ち家の場合は特に必要です。
保険料的に余裕がなければ、
『住宅ローンを通すために建物だけ掛けていればいい』
というのも最終的にはありですが、できれば家財や地震の補償も付けましょう。
家財の補償が予算的に足りないのであれば、
建物と家財の保険を分けて契約することも視野にいれておくと良いでしょう。
金融機関さんがおっしゃられるのは
「建物の火災保険をローン期間に合わせて加入しておいてください」
というものです。
ですから、家財の保険を掛けているかどうかは住宅ローンとは関係ありません。
一戸建て住宅で建物と家財の火災保険を分けるメリット
掛け方としては、「建物は35年一括払い」、「家財は毎年の年払い」というのも良いでしょう。
この二つを分けることでメリットも生まれます。
それは、満期更新のタイミングで、子供の成長などに合わせて家財の保険金額を
変更することができます。
【家財保険の保険金額の推移の例】
最初は夫婦だけ→ 家財 300万円 次に子供が一人産まれる→ 400万円
2人目の子供が産まれる → 500万円 子供が中学校に上がる
→ 800万円 子供が独立する → 300万円
という風に家族構成に合わせて調整することが可能です。
しかし、当然長期契約の割安メリットがありますから一概には言えませんが、
取り急ぎ今の資金がないというのであれば、こんな掛け方もあります。
「また余裕ができたときに掛けたらプラスしたらいい」
という考え方もありですが、喉元過ぎれば何とやらで、
家を建てるタイミングでしっかり考えておかないと、後から考えるタイミングはなかなかありません。
結論的には、新築一戸建ての火災保険は建物、家財、地震の3つの補償は新築の時点で加入しておきましょうというものです。