新築住宅の「火災保険に加入するタイミングはいつ?」という質問を良く受けます。
私がお手続きさせていただいたお客様の平均的な加入時期に関して言うと、引渡しの2ヶ月以内~1週間前くらいが多いと思います。
極論を言うと、引渡し日の引渡し時刻までに加入をすれば良いと言うことになります。
中には、引っ越しの当日に電話をしてきて
「今日から火災保険に入りたいんだけど」
とか
「もう、引っ越し終わって住んでるんだけど」
と言ってくるツワモノもいました。
火災保険の補償を開始するために必要なもの
保険を開始するのに必要なものとしては
- 申込書類
- 保険料
- 建築確認書などの確認書類
以上が揃えば、いつでも補償を開始することができます。
保険料に関しては、今はキャッシュレス契約が多いので、
翌月口座振替であれば契約時点で現金は必要ありません。
クレジットカード払いも同様に現金が必要なく、カード決済をした時以降であれば、いつでも補償が開始できます。
現金またはクレジットカード、口座振替用紙の記入と申込書類等があれば、引渡し当日であっても契約可能となります。
理想的な火災保険の加入のタイミング
しかし、住宅ローンを組む場合には
「いつくらいのタイミングで加入すれば良いか」
ということを金融機関の担当者に確認しておく必要があります。
多くの場合は、住宅ローンの決済日に火災保険に加入したことがわかる申込書の控えが必要となることがほとんです。
となると、事前に火災保険に加入の手続きを済ませておく必要がありますよね。
*現金で住宅購入した場合には必要ありません。
理想としては余裕を持って、銀行決済の1ヶ月~1週間前くらいまでに手続きを済ませておきましょう。
もし、決済の前日に手続きをしたとして、確認書類が揃わなかったために
「住宅ローンの決済ができなかった」
ということになりかねません。
火災保険の申込みをしていなかったために、住宅ローンの実行が延期になった方も実際にいらっしゃいました。
なので、何でも前倒しで検討や手続きを進めていきましょう。
加入タイミングのパターン
【住宅ローンの実行前に申込手続きをすべて済ませておく】
申込書への記入や保険料の支払いなどをすべて済ませておく方法です。
これが一番安心なのでおすすめです。
何事も当日にバタバタするのは良くありません。
金融機関によっては、保険料を支払った領収書が必要となる場合もありますが、その場合は現金による保険料の支払いが必要になるので、支払い方法については金融機関に確認しておきましょう。
【住宅ローン決済に保険担当者に同行してもらう】
保険会社または保険代理店などの担当者に住宅ローン決済をする銀行に同行してもらい、その場で火災保険に申し込むケースです。
申込はその場で大丈夫ですが、プランを予め決めておく必要があるので、事前に担当者との打ち合わせをしておきましょう。
最低限、見積もりは出しておいてもらって目を通しておくことをおすすめします。
これは、住宅ローンで下りてきたお金の中から、火災保険の保険料を支払う場合に便利な方法です。
【引渡し当日に申し込む】
住宅ローンを組まない場合や、ローンを組む条件に「火災保険加入」が含まれていない場合には、引渡し当日に申し込むこともできます。
この場合には、当日、保険代理店などの担当者に引き渡しに立ち会ってもらい、その場で手続きをします。
この場合の引き渡しとは、工務店や不動産業者から鍵を渡してもらった時点です。
例えば、朝10時に引き渡しの予定であれば、9時頃に火災保険の契約を済ませておくと良いですね。
しかし、あわただしい中で契約をするのはミスなどの元なので、できるだけ事前に加入手続きをしておきましょう。
【参考記事】
以上が、新築住宅における火災保険の加入のタイミングのパターンです。